『 腰痛に屈するな! 』  メディアキャンペーン  ボルボ賞受賞研究!

安静にしないで! 日常生活を続けて! 仕事を休まないで!


−ボルボ賞とは−
腰痛分野の研究についてのノーベル賞とも言われている、
国際腰痛学会(ISSLS)における賞のことです。
ボルボは、スウェーデンの自動車メーカーの Volvo のことです。


『 腰痛に屈するな! 』 メディアキャンペーンについての報告

Buchbinder R.ら による、キャンペーンの実施記録と結果分析です。
学術誌 『 Spine 』 『 British Medical Journal 』 2001年 に報告されています。

1997年、オーストラリアのビクトリア州で、大メディアキャンペーンが行われました。

タイトルは、『 腰痛に屈するな! 』
" Back Pain : Don’t Take It Lying Down! "

そこで訴えかけた内容は、

「 安静にしないで! 日常生活を続けて! 仕事を休まないで! 」
= つまり、エビデンスに基づいた、新しい腰痛の考え方です。

一般の市民に対しては、

 ★ 腰痛があっても、安静にはしないようにしよう。
 ★ 腰痛があっても、活動的に、毎日の生活や仕事を続けよう。

また、医師に対しては、

 ★ 腰痛を、過度に医療対象にすることは、やめよう。
 ★ 不必要な検査や治療は、やめよう。

こういう主張を、大々的にキャンペーンして、広く訴えかけたのです。

このシンプルなメッセージは、「 The Back Book 」というパンフレットから引用。
キャンペーンでは、このパンフレット自体も、広く配布しました。

キャンペーンの実施方法も、大変ユニーク。
この種の試みとしては類を見ないものです。

・ 集中的なテレビコマーシャル(ゴールデンアワー)。
・ 有名なスポーツ選手らによる 「 私も薦めます 」 メッセージ。
・ ラジオや新聞や雑誌、屋外の広告板、ポスター、セミナー、
  職場訪問、また宣伝記事も、フル活用。


さて、そのキャンペーンの結果は、どうだったのでしょう。

・ 腰痛による欠勤日数が、減少した。
・ 労災申請件数が、15%減少した。
・ 医療費が、20%も削減した。
・ その経済効果は、33億円超にのぼった。
  (住民の欠勤日数の減少分は含まず)


何とも、すごい効果があるものですね。

研究は、キャンペーンを実施したビクトリア州と、
実施していないニューサウスウェールズ州(隣)との比較を通して
その効果をマクロで論じています。

詳細な結果は割愛しますが、キャンペーン結果から、

新しい腰痛に対する考え方を知って、
日々の生活のしかたを変えていくことによって、
私たちは、腰痛は対処していけるものだ。

ということが、はっきりと分かるのではないでしょうか。



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