これまでの古い常識とは違います。注意してお読み下さい。
『 レッドフラッグ 』 『 イエローフラッグ 』 での診断については、
すでに記した通りです。
このページは、それを踏まえた上で、それ以外の重要な勧告をご紹介します。
『 レッドフラッグ 』 がない患者に対しては、
★ レッドフラッグがない患者に対しては、
画像検査(X線、CT、MRI)を行ってはならない。
★ 適切な情報を与えて、患者を安心させること。
★ 治療として、安静臥床を指示してはならない。
★ 活動性を維持するようにアドバイスし、
できれば仕事を含む普段どおりの生活を続けさせる。
★ 必要に応じて鎮痛剤を処方し、できるかぎり定期的に服用させる。
★ なかなか普段どおりの生活に戻れない患者に対して、
脊椎マニピュレーションを検討する(専門家に紹介する)。
★ 腰痛のために4〜8週間以上欠勤している労働者に対して、
職場環境における集学的治療プログラムを検討する。
★ 最初の診断時から、『 レッドフラッグ 』 と同時に、
『 イエローフラッグ 』をチェックする。
★ ある特定の原因が強く疑われない限り、
単純エックス線撮影、CT、MRI、骨シンチグラフィー、
SPECT、椎間板造影、椎間関節神経ブロックは
薦めない。
★ 認知行動療法、運動療法、短期教育、
集学的(生物・心理・社会的)治療プログラムを行なう。
★ 腰痛教室と短期間の脊椎マニピュレーションは、
選択肢のひとつとして検討する。
★ 理学療法: TENS、温熱療法、冷却療法、腰部牽引、低出力レーザー、
超音波療法、短波ジアテルミー、干渉波療法、マッサージ、腰部コルセットは、
薦められない。
★ 鍼治療、硬膜外ブロック、神経根ブロック、椎間関節ブロック、椎間板内注射、
トリガーポイント注射、ボツリヌス菌注射、硬化療法(スクレロサント注射)、
高周波椎間関節除神経、椎間板内高周波熱凝固法、椎間板内温熱療法、
脊髄神経節高周波熱凝固法、脊髄電気刺激療法は
薦められない。
★ 2年以上におよぶ勧告に従った保存療法に失敗するか、
勧告に従った治療が行なえない場合を除き、
手術は薦められない。
仮に手術を行なうにしても、患者の選択は慎重でなければならない。
お疲れさまでした。
ガイドラインはそもそも、治療する側の人に向けたものですから、
言い回しが堅いですし、読みにくかったかもしれませんね。
2004年 ヨーロッパガイドライン では、
全般的に言って、これまで常識的に行われていたような
診断方、治療法が、軒並み、否定されています。
安易に手術をしてしまう傾向にも、警鐘を鳴らしていますね。
その一方で、『 イエローフラッグ 』 の内容を踏まえた治療法を
重視していることが分かります。
あなたの腰痛を診ている先生は、
「大丈夫、あなたの腰痛は治りますよ。」と、
きちんと言ってくれていますか。
安心させてくれていますか。
「できるだけ、いつも通りに生活しましょうよ」
と、アドバイスしてくれていますか。
このページでは、『 レッドフラッグ 』 『 イエローフラッグ 』 には
詳しく触れていません。
しかし、これらは、2004 ヨーロッパガイドラインの根幹部分です。
もし、以下のページをまだ読まれていない方は、ぜひ一読下さい。
腰痛の原因は、実はまだ解明されていない
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