ベンチャー企業とその特徴について

ベンチャー企業とは独自のアイディアや技術を元に新しいビジネスを展開している企業のことで、明確な基準や定義はない。
革新的なアイディアや最先端技術などを用いて、これまでにない新しいビジネスをおこなっている企業全般をベンチャー企業と呼んでいる。

似た言葉にスタートアップ企業がある。
スタートアップ企業とはベンチャー企業のなかでも新しいビジネスを短期間で成長させるという意味合いが強く、創業から2年から3年程度の企業を指すことが多い。

ベンチャー企業は新たなビジネスを育てている状態であることから、財政的に厳しいところがほとんどだ。
そのため、ベンチャー企業の特徴として、VCと呼ばれるベンチャーキャピタルなどの投資会社から資金援助を受けていることがあげられる。

また、大手の企業はネームバリューや福利厚生などを売りにして求人募集をしている。
一方でベンチャー企業では会社理念に共感する人や仕事へのやりがいを中心に求人することが多く、これも特徴のひとつだ。

ベンチャー企業には組織風土のタイプが主に3つあり、それぞれに特徴がある。
1つ目のタイプは大手企業出身者が立ち上げたタイプで、特徴は経営者の出身企業の文化がベースとなっていることが多い。
2つ目は学生時代から起業しているタイプで、特徴として何か成し遂げたいという強い思いを持った企業が多いことがあげられる。
3つ目のタイプは研究や技術開発に邁進するタイプで、収益よりも、新しい技術などで社会に貢献したいという思いを持った企業が多いのが特徴だ。